家を買った理由を聞かれると、いつもちょっと困る。
ざっくり言うと、僕たち夫婦が新築4LDKの一戸建てを買ったのは34歳のとき。35年ローン、駅からは少し離れたエリア。住んで3年目の今、控えめに言って大満足しています。
ただ、購入の「本当の理由」がちょっと恥ずかしい。
「犬、飼いたくない?」
これなんです。住宅購入の最大の動機が。
マンション探しに疲れ果てた夫婦
最初はマンションで探していました。
共働き夫婦だし、駅近マンションが正解だろう。そう思って不動産サイトを巡回する日々。でも、これがなかなか見つからない。
条件を入れると物件は出てくる。でも内見すると「なんか違う」の連続。
間取りが微妙だったり、日当たりがいまいちだったり、隣の建物が近すぎたり。
がく「ここもなんか違うな……」



「うん、ピンとこないね」
じゃあ一戸建ては? と方向転換してみたものの、駅近の一軒家もしっくりこない。価格が跳ね上がるし、隣との距離は結局マンションと変わらないし。
正直、諦めかけていました。
駅から離れた1件目で「ここだ」と思った
もう半分やけくそで、エリアを広げてみたんです。
駅から少し離れた場所。今まで見ていなかったエリア。「まあ、見るだけ見てみるか」くらいの気持ちで内見に行きました。
そしたら、1件目で二人とも「あ、ここだ」と。



「ここ、いいかも」



「いや、ここでしょ」
新築4LDK。日当たり良好。周りの家との距離感もちょうどいい。
家の前の通りは車通りが少なくて、犬の散歩にもちょうどいい。
一戸建てなら、犬が飼える。
「駅から離れる」。たったそれだけの発想転換で、物件探しが一瞬で決まった。夫婦揃ってノリノリで購入を即決。ローン35年の重さなんて、その瞬間はどこかに飛んでいました。
「犬が飼いたい」が本当の動機だった
冷静に振り返ると、僕たちが家を買った一番の理由は「犬を飼いたかったから」です。
もちろん資産形成とか、賃貸より長期的にお得とか、そういう理屈もあったと思う。
でも心の中の優先順位でいえば、圧倒的に犬。
お互いに「いつか犬を飼いたいね」とずっと言っていた。でもマンションだと難しいとわかっていたから。
アメリカではZillowやFRB(連邦準備制度)のデータをもとに、25〜34歳のDINKs夫婦の住宅所有率は48%という調査結果があります。子どもがいる世帯の28%より高い。
ただ、これはアメリカの話。日本でそのまま当てはまるかはわかりません。
でも、僕の周りを見ると、同世代のDINKs夫婦は持ち家率が高い気がする。
共働きでローンが組みやすいのもあるだろうし、「二人の暮らしをもっと良くしたい」というモチベーションが住宅購入に向かいやすいのかもしれません。
うちの場合、そのモチベーションの正体は「犬」だったわけですが。
3年住んでわかった「駅遠」のリアル
駅から少し離れた場所に住んで3年。正直に言うと、デメリットはあります。
ただ、僕はフルリモートだし、はるさんも週3リモート。通勤で困ることはほとんどない。
最寄り駅までのバス停が徒歩1分なのも地味に助かっています。出社の日もバスでサクッと駅まで行ける。
飲み会の帰りに「もう少し近ければ」と思うことはゼロではありませんが。
でも、それを上回るメリットがあった。
まず、静かなこと。夜は本当に静か。在宅勤務で夫婦並んで8時間働くうちにとって、この静けさはありがたい。
それから、近所付き合いがいい感じなこと。駅近のマンションだとすれ違っても挨拶しないくらいの距離感ですが、今の場所はちょうどいい。ゴミ出しで顔を合わせれば軽く話すし、町内会も緩やかにつながっている。
そして何より、えいちゃん(豆柴)を迎えられたこと。



「家を買ってよかったこと第1位、えいちゃんと暮らせてること」



「それは本当にそう」
珍しく即答で同意してくれました。
まとめ:DINKs夫婦の家探し、正解は「駅の向こう側」にあった
- マンション探しに疲れ果て、エリアを広げたら1件目で即決
- 購入の最大の動機は「犬を飼いたかった」
- 駅遠のデメリットはあるけど、静けさ・近所付き合い・犬との暮らしで帳消し
- 3年住んだ今、夫婦揃って大満足
ちなみにうちの4LDK、気づいたら2部屋が趣味部屋になりました。犬のために買った家なのに、浸食しているのは人間の趣味です。
もし家探しで悩んでいるDINKs夫婦がいたら、ちょっとだけ駅から離れてみてください。
思ってもみなかった「ここだ」が、待ってるかもしれません。

