ネットで見かけた調査結果が、あまりにも身に覚えがありすぎた。
「子どものいない共働き夫婦の旅行支出は、子あり世帯の約2倍」
イギリスの市場調査会社Euromonitor Internationalが発表したレポート(原典はこちら)で明らかになった数字だ。子なし共働き夫婦の旅行関連支出は、子あり世帯のほぼ2倍。理由はシンプルで、教育費や被服費がない分、旅行や外食にお金が回る。
ざっくり言えば「子なし夫婦は旅行にお金を使いがち」という話なんだけど、うちの場合、「使いがち」どころか「使いすぎたと思ったことがない」。ここが問題かもしれない。
年6回、1泊2日。夫婦の旅行スタイル
うちの旅行は年に6回くらい。内訳はこんな感じだ。
- えいちゃん(柴犬)と一緒に行く旅行が2回
- 夫婦だけの旅行が2回
- 友達夫婦との旅行が2回
だいたい1泊2日。
旅行の予約はどっちがやるか決まっていない。はるさんが「ここ良さそう」と見つけてくることもあれば、僕が「ここ行きたい」と言い出すこともある。予約係が固定されていないのは、たぶんお互い旅行が好きだからだと思う。
で、問題は予算感。
えいちゃん連れの旅行、夫婦だけの旅行、友達夫婦との旅行。それぞれ予算感は違うけど、共通しているのは「まあこんなもんでしょ」で済ませていること。
年間トータルを計算したことは一度もない。この記事を書くために初めて足し算してみたら、自分でもちょっと驚く金額になっていた。
がく「うちの年間旅行費、計算したらけっこういってた」
はるさん「そんなもんじゃない?」
はるさんも値段を気にしない派。遊ぶときはあまり値段を見ない夫婦なので、Euromonitorの「2倍」という数字に驚きはなかった。
むしろ「2倍で済んでるのか」という感想すらある。
えいちゃん連れ旅行は「ペットファースト」で宿を選ぶ
えいちゃんと旅行に行くとき、宿選びの基準は一つ。えいちゃんが楽しめるかどうか。
「せっかく連れて行くなら、えいちゃんが喜んでくれた方がいいよね」。それが夫婦の共通認識。自然とペットファーストの宿を選ぶことになる。
ペット可の宿は普通のホテルより少し高い。でも「少し高い」を気にしたことがない。
千葉・鋸南町にある「amane」に泊まったときは、部屋にプライベートドッグランがついていた。
えいちゃんにとっては初めての旅行。ドッグランに出た瞬間テンションが上がって走り回っていた。あの姿を見たら「ちょっと高かったな」なんて思うわけがない。
「1hotel」にも泊まったことがある。ここもドッグランがあって、えいちゃんがのびのび走れた。
ペット連れの旅行は、宿代だけじゃなくて移動も車になる。高速代、ガソリン代、SAでの休憩(人間のおやつ代)。積み重なると地味にいく。
でもえいちゃんが車の窓から外を眺めてるのを見ると、まあいいかとなる。
金沢で記憶がなくなるまで食べた夜
えいちゃんがいない旅行は、夫婦だけか友達夫婦と行く。共通しているのは、とにかくご当地グルメを食べまくること。
印象に残っているのは、はるさんとの金沢旅行。夕食に行った「炭魚酒菜 わなか」が最高だった。食べログ百名店にも選ばれている居酒屋。お刺身が信じられないくらいうまい。
何を頼んだかもう覚えていない。覚えているのは「全部おいしかった」ということだけ。
普段飲まないお酒をガツガツ飲んで、気づいたら相当な金額になっていた。
がく「会計いくらだった?」
はるさん「覚えてない。おいしかったからいい」
はるさんは圧倒的にグルメを楽しむタイプ。旅先では観光よりもご飯の方が優先順位が高い。僕もそう。
だから旅行のスケジュールは自然と「朝ごはん→昼ごはん→夜ごはん」を軸に組み立てられる。観光はおまけ。
友達夫婦との広島旅行でも、広島焼きと牡蠣を食べまくった。旅の思い出を振り返ると、景色よりも「あれがうまかった」「あの店よかった」ばかり出てくる。
「使いすぎた」と思ったことが、一度もない
Euromonitorの調査に話を戻すと、子なし夫婦が旅行にお金を使う理由は「使えるから」だ。子どもの教育費や食費がない分、可処分所得が多い。だからレジャーや外食に回せる。構造的にそうなっている。
でも、うちの場合はもう少し単純で、「年に数回のことだから」という口癖がすべてを正当化している。
ペット可の宿がちょっと高くても「えいちゃんのためだし」。わなかで飲みすぎても「金沢なんて滅多に来ないし」。全部もっともらしい。
冷静に計算するとけっこうな金額になっている。でも1回1回は「年に数回のこと」。だから使いすぎた感覚がまったくない。
がく「旅行で使いすぎたって後悔したこと、ある?」
はるさん「ない。一回もない」
僕もない。
たぶんこれが、Euromonitorの言う「2倍」の正体。使っている実感がないまま、気づいたら2倍になっている。「お金のストレスゼロ」と答えたDINKsが一般家庭の4倍いるというデータもあるけど、こういう感覚の鈍さが原因かもしれない。
まとめ:2倍の心当たりしかなかった
- Euromonitor調査によると、子なし共働き夫婦の旅行支出は子あり世帯の約2倍
- うちは年6回旅行に行っていて、初めて計算したらけっこうな金額だった
- えいちゃん連れはペットファーストで宿を選ぶので自然と高くなる
- 夫婦旅行はグルメ全振り。金沢で記憶がなくなるまで食べた
- 「使いすぎた」と感じたことは夫婦ともにゼロ
「年に数回のことだから」を年6回言うと、なかなかの金額になる。でも後悔はしていない。
家計は完全折半のうちは、旅行費も基本折半。お互いの財布に干渉しないから、「使いすぎじゃない?」というブレーキ役がいない。これも2倍の一因かもしれない。
はるさん「次どこ行く?」
がく「まだ今月の旅行終わったばっかりなんだけど」
はるさん「年に数回のことだから」
その口癖、うつってるよ。

